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詐欺グループの元メンバーが証言、特殊詐欺は斜陽産業

西日本新聞のWEB版で詐欺グループの元メンバーの男に取材した記事が掲載されていました。電話をかける相手はリストは名簿屋から1件数十円で入手し、1日500万円以上稼いだこともあると男は話しています。

元犯行グループの男が証言

記事の内容を一部抜粋して紹介したいと思います。

電話をかける相手のリストは「名簿屋」から1件数十円で入手、1日50人以上に電話をかける。宝くじに当たると偽って情報料を払わせる詐欺では、反応の良い相手には最初、「当せんした」と現金を送って信じ込ませた。「さらにもうけたい」という心理を突き、1人から数百万円をだまし取ったこともある。

統計上、特殊詐欺による被害額は増加しているが、「周囲で稼いでいる話は聞かず、もう斜陽産業では」と指摘。一方で「おれおれ詐欺が先細りでも、別の手法が考案されるだけ。警察同様、詐欺グループも進化するので被害はなくならない」と断言した。

情報元:西日本新聞

今回、インタビューに応じた男は現在は詐欺グループを脱退しているということですが、10年以上もその業界に身を置いてということで、話しの内容はなかなか生々しい部分もありました。

名簿が1件数十円で取り引きされているとは意外でした。犯行グループにとって名簿が命なのだからもう少し高額で取り引きされているのかと思っていました。

もう一つ意外だったのは、特殊詐欺が「斜陽産業」だということです。業界にいた人が言っているのだから間違いないのでしょうけど、ニュースを見ている限りではまだまだ被害額は増加傾向だと思います。

最近でも特殊詐欺被害が最悪のペース(福岡県)という記事がありました。

県警は16日、上半期(1~6月)に県内で発生した特殊詐欺の被害総額が2013年の同時期より約1億2千万円増え、5億9955万円(計111件)に上ったと発表した。13年の年間被害は最終的に11億2564万円に達し、過去最悪となっている。
情報元:特殊詐欺被害、最悪ペース 総額6億円、県内上半期 [福岡県]

福岡県では2013年の被害額が過去最悪となりましたが、今年はそれを上回るペースで被害額が増加しています。それでも、斜陽産業と言っているということは、後から参入してきた詐欺グループが多く、稼ぎが分散しているということでしょうかね。

また、男が語っているように、警察がいくら特殊詐欺の対策をしようとも、詐欺グループは新しい手口を考えるだけで、イタチごっこになることは否めません。

手口が多種多様となって来ていますが、美味しい話しや怪しい話しには絶対に乗らないように気をつけましょう!

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