詐欺に関して興味深いデータが発表されました。「詐欺に遭わない自信があったか？」というアンケートに詐欺被害者88人に実施したところ、なんとその80%の人々がYESと回答したとのこと。「詐欺」と言葉にかけ離れた生活を送っていると思っている人々が、いかにその被害に遭いやすいかということを示したものといえます。
自分は詐欺に遭わない？
これは愛知県警が独自に実施したもので、読売新聞が関連記事を掲載しています。http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20120205-OYT8T00043.htm
やはり一般的に詐欺という言葉は日常生活と隣り合わないという認識が強いということが言えると思います。あるいは、連日報道される詐欺事件を見て、「手口なんかわかってる。実際きた時は上手い口実にはひっかかるわけない」と認識している人もいるかも知れません。
しかし、詐欺の手口は巧妙化しています。それも現在進行形で。これからもその手口は増え続け、また口実はより巧みになり、被害件数は減ることはおろか増加する可能性だってあるのです。
それを阻止するための業は新しい情報を入手し続けることです。常に新しい手口を見出そうとする詐欺業者に対して後手の手段とはなってしまいますが、犯罪の性質上やむを得ない部分もあることは確かです。より最新の情報を自分の中に取り込むことによって正しい判断ができるようになりましょう。
競馬予想サイト詐欺に自分は遭わない？
今までのは競馬詐欺に限らず、振り込め詐欺などの一般的な視点を軸にお話したもののになります。
では競馬詐欺の場合はどうでしょうか。あなたは「出来レースがある」「仕込みレースだから絶対勝つ」「情報元が怒っているから早く振り込め」などといった言葉の数々に打ち勝つことはできるでしょうか。・
実際このような文言をみたところでは、そんなはずないとシラを切ることも可能だと思いますが、もし電話口で切迫感のある声で言われた場合にはどうでしょう。これが振り込め詐欺とも通ずるところになるかと思います。
自分は切迫感に弱い？
意外と人は切迫感に弱いものです。それは大まかに言えば焦りということになるのでしょうが、詐欺業者は焦らせのプロと思って下さい。そして自分はその技に弱いと思って下さい。
自分の弱点と認識していれば、一歩下がって事態を冷静に客観視することができ、本当にそれを自分がしなければならないのかという判断をすることができるでしょう。