遂に競馬詐欺事件で重い刑が下されました。「競馬勝ち馬詐欺で元社員に懲役4年の実刑」。執行猶予が付かない実刑になったことから、裁判所は非常に重い決定をしたと言えるでしょう。最近事件に発展するまでの悪質な行為は報告されていませんが、これは大きな警鐘となるのではないでしょうか。
競馬詐欺事件に実刑が下る
詐欺事件に関して、特に悪質性の高い競馬詐欺に関して実刑が下ることは全く珍しいことでもありませんし、そういう意味では今回の競馬詐欺事件が実刑に至ったことに特に驚く必要もないかも知れません。
しかし、競馬詐欺事件自体が泣き寝入りするケースのも事実。これまでたくさんの詐欺被害者が背景にいることも事実であり、そういったことを考えるとこの一連の裁判・判決は非常に意味のあることだと思います。
また、これから新たな手口を考え出そうとしている競馬予想会社・業者に対して、大きな警鐘を鳴らしたのではないかと感じています。こらからの動向に注目したいところです。
裁判長『犯行は巧妙で極めて悪質、振り込め詐欺の一種と言える』
「犯行は巧妙で極めて悪質、振り込め詐欺の一種と言える」。
競馬詐欺事件で実刑を下した裁判長は被告人にこう言い渡しました。詐欺自体悪質なのですが、その手口に着目して判断している点はこの裁判で大きく評価できる部分ではないでしょうか。
また、このブログでも度々振り込め詐欺との関連性に言及してきましたが、やはり裁判所も同様のことを感じていたのだな思っているところです。ある意味脅迫というか、信じこませるという点で共通しているところがありなんと言っても「騙し取る」という不道徳な行為を非難しているようにも受け取れます。
競馬詐欺事件がどれほどの頻度で捜査・立件されているのかは把握できませんが、警察・検察・裁判所ともに非常に厳しい態度で臨んでいることには間違いないでしょう。今後がさらに注目されます。
●情報参照元
http://news24.jp/nnn/news8894533.html（『日テレNEWS24』から引用）