今回は香川県で投資名目の詐欺が急増しているというニュースを取り上げたいと思います。一見、競馬詐欺とは関係なさそうですが、競馬の予想情報を提供する競馬予想サイトの中にも多くの投資系サイトが存在しているため、競馬詐欺の観点からも全く無関係ではなさそうです。
手口も巧妙化
香川県では投資など儲け話を持ちかける詐欺の被害が、振り込め詐欺を超える勢いで急増しているようですが、これは香川県だけではなく、全国的に見ても増加傾向にあるではないでしょうか。
今回取り上げる記事では具体的な詐欺の手口も掲載されていました。
「ベトナムの工業都市の開発事業に投資しませんか」。高松市内の60歳代の女性は昨年7月、自宅にかかってきた電話で、そう持ちかけられた。相手は不動産業者を名乗り、翌日にはパンフレットを送りつけたうえで家を訪ねてきた。
女性は勧められるままに2度にわたって計525万円を手渡した。その間、「国民消費者センター」と称する機関から「この会社は信頼できますよ」との電話もあったため、信用してしまったという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20130531-OYT8T01395.htm
この詐欺のポイントは「国民消費者センター」を装い電話している点で、この点が巧妙であり悪質な点でもあります。この電話が無ければ、被害に遭った女性も騙されることはなかったでしょう。
恐らく偶然を装い、「最近、その地域に詐欺業者が出没しているので気をつけて下さい」のような電話を掛けていたと思われます。今回のように、最近ではグループでの犯行が多く、手口も巧妙化されて見破ることが難しくなって来ています。
競馬詐欺にも応用できる手口
今回の手口は、競馬やギャンブル全般の詐欺に応用されてもおかしくはない手口でしょう。競馬やパチンコなどの必勝法があるという儲け話を持ちかけて、それだけでは弱いので、消費者センターなどを装い、その業者は悪徳ではないと電話をすれば、投資詐欺と全く同じ手口で騙すことが出来るでしょう。
今回取り上げた記事にも書かれていましたが、最近では「アベノミクス効果で投資の好時期」と謳い、投資を促しているケースもあるようです。そのため、投資詐欺が急増している傾向にあるのかも知れません。
対策は、当サイトでも何度も言っていますが、うまい話は簡単に信用しない!につきます。しかし、相手は詐欺師。騙される可能性はあります。例え、いい話かも知れない!と思っても、現金を渡す前に必ず誰かに相談することが1番でしょう。その儲け話を冷静に判断してくれると思いますね。