競馬詐欺被害が停滞気味なようです。一時期多発したときからは大きな差があり、事件例や被害報告も減ってきている傾向にあります。利用者が賢くなったからなのか、あるいは新たな手口を考えている予想会社の潜伏期間なのか…。
停滞気味な競馬詐欺被害
これはこれで良いことなのですが、一時期実際に発生した競馬詐欺事件摘発に比べれば、事件例や被害報告もあまりなされていません。国民生活センターに情報が集まり始め、データなどの公表を開始したのもそのせいかも知れません。
今回はそういったある種傾向とも言える停滞に着眼点を置き、どうして停滞しているのか、原因は何なのか、そして今後はどのような動きが予想されるのかといったことについて語っていきたいと思います。
ようやく利用者も全容がわかってきたか
管理人ももう1年近くこのブログを通して競馬詐欺ニュースをお送りしてきたわけですが、このように詐欺被害が停滞するのは大変満足のいくことであり、情報発信する身としては最も願っていることの1つだと思います。
ではなぜ競馬詐欺被害が減ってきつつあるのか。
1つに利用者が賢くなってきたことが挙げられると思います。本ブログのような詐欺被害情報を発信しているブログやサイトを見て、警戒レベルを上げ、結果疑いの高いものは自ら排除していく―。こういった一連の流れが利用者個人でもできるようになったのではないでしょうか。
これは非常に大きいことで、やはり1番の頼りは個人であり、判断基準も最終的には個人に依存します。自己判断できることは詐欺から逃れる上で非常に重要な要素と言えるでしょう。
もしくは潜伏期間か…
あるいは競馬詐欺業者が手口のネタがつき、新たな詐欺手段を考えているという潜伏期間の可能性も否定できません。実際に以前にもこういった停滞期間があり、その後新たな手口によって詐欺被害が多発するという経緯がありました。
そういったことを考えると、いくら利用者の警戒レベルが高まったとはいえ、新しい詐欺手段には太刀打ちできない可能性が高いと言えるでしょう。つまりそれだけ巧妙化しているということです。
なのでまだ安心するのは早いと言えるかも知れませんが、あくまで可能性の上での話ですので、一応頭に入れておいた方が良い知識、程度の理解で大丈夫なのではないかと思います。