特殊詐欺が多発している滋賀県。県警が詐欺の被害者らからアンケート調査をした結果、被害者のほとんどは「他人事」だと認識していることが判明しました。やはり、詐欺を防止するためには、まず意識を変えることが大事なようですね。
被害者の98%は「他人事」と認識
中日新聞のウェブ版で公開されていた記事で、振り込め詐欺などの特殊詐欺が多発している滋賀県で、県警がアンケート調査をしたというニュースがありました。まずは下記のリンクから詳細をご確認ください。
情報元:http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20130824/CK2013082402000020.html
滋賀県では7月末までに特殊詐欺事件が76件発生しており、前年の同時期と比較すると43件増、被害額は2億3600万円に上っており、特殊詐欺が多発しているようです。
そこで、滋賀県警が詐欺被害者にアンケート調査を行ったところ、驚きの結果が・・・。なんと、98%は「自分はだまされていない」または「詐欺について考えたことがない」という回答で、詐欺被害を「他人事」と認識しているということなのです。
正直、詐欺の被害に遭ったり、遭いそうになったにも関わらず、それでも詐欺被害を「他人事」だと認識しているのは、ちょっと意識が低すぎる気がします。これでは、いつ詐欺に遭っておかしくありません。
まずは、特に高齢者の方に詐欺は意外と身近に起こることで、いつ誰が狙われるか分からないということを、県警や銀行などで広く呼びかけ、防犯の意識を高めてもらいですね。
騙されてからでは遅い
情報元の記事では振り込め未遂に遭った女性の話も書かれていました。この事件は、弁護士を名乗る知らない男から電話があり、「警察に訴えると言っている」などと脅され、現金600万を騙し取られそうになったようです。
この事件は正直、詐欺の手口としては特に珍しいものでもなく、巧妙なものでもありません。そのため、詐欺について多少の知識や防犯の意識があれば、相手にすらしていなかったかも知れないでしょう。
うまい話だったり、脅されたりしたとしても、知らない人間に多額の現金を振り込む場合は必ず家族や近くの人間に相談するようにしたいですね。また、周りの家族も不振な電話がなかったかなど、気にかけるようにしましょう。