今振り込まないと情報元が…情報提供をキャンセルしようとすると、このような語り口で情報料金振込を強要してくる場合があります。確かにキャンセル料が必要な場合もありますが、情報元が怒り出した、周りに迷惑をかけることになるなど、脅迫まがいの請求には応じる必要はありません。そこには何の根拠もなく、言葉巧みに利用者を陥れようとしているだけです。
脅迫まがいの請求の数々
「金を振り込まないと家族に被害が及ぶ」「金がないなら家財を引き取る」。このような言葉はヤクザ映画などでよく使われているため、みなさんも聞いたことがあるかと思います。もちろん現実の世界で言われたという人はあまりいないと思いますが、実際に言われたことがあるという人も中にはいるようです。
競馬予想詐欺に関して言えば、ここまで過激ではないものの、受け取りようによっては脅迫と受け取れるような言葉が吐かれることもあります。
たとえば「あなたがキャンセルした(あるいは振り込まなかった)せいで、多大な損害が発生した。損害賠償を払ってもらいたい。」
「情報元がキャンセルは受け付けないと言っている。早くしないと私が危ないので至急振り込んで下さい。」といった感じです。
冷静に言葉だけ追うと、にわかには信じがたいような内容ですが、レース直前や実際に声で訴えかけられると、動じてしまうのでしょう。実際にこのような手口によって詐欺被害に遭ったというケースも報告されています。
応じる必要一切なし
そういったことを踏まえると、キッパリ断るのは難しいことだと思われますが、こうした脅迫とも言える要求には応じる必要はありません。たとえ相手が困るだの、周りに迷惑がかかるなど、そういったことは利用者を陥れるために焦燥感を抱かせるのが目的であり、お金を振りこませるのが目的です。
確かにこういった心理状態に陥れるのは巧みな口実だと思うのですが、そこで迷って立ち止まってはいけません。「いいえ」「No」ということが非常に重要です。また、思い切って電話の電源を切ったり、着信拒否設定をしても良いでしょう。
とにかく「断る」。こういった請求がきた場合は断る勇気が重要です。