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劇場型勧誘を利用した競馬予想詐欺の手口

過去に国民生活センターに寄せられた競馬予想詐欺の手口について取り上げたことがありましたが、今回も国民生活センターに寄せられた手口の中で、劇場型勧誘を利用した詐欺の手口について紹介したいと思います。

競馬予想ソフトを利用した詐欺

まずは詐欺の手口を見ていきましょう。

よく知らない会社から「競馬予想ソフトのカタログと申込書が届いていたら買い取りたい」という電話があった。その後、そのカタログと申込書が届き、数日後に別の会社から連絡があった。買取金額が先日の10倍程度に上がっていたが、そのためには、自分が数十万円でそのソフトを購入する必要がある。その代金もソフトを買い取る際に持参するという。そんなうまい話があるのだろうか。

競馬予想ソフトを利用した詐欺もただおいしい話があると不当に情報料を振り込ませるだけでなく、このように段階を踏み、多少手口を複雑にしてきているものがあるようです。

国民生活センターの説明によるとこれは典型的な劇場型勧誘の一つだそうです。
「劇場型勧誘」とはA社(勧誘業者)がB社(販売業者)の販売する商品・役務・権利を購入額を上回る金額で買い取るなどという勧誘を行い、B社と契約するように仕向ける勧誘のことです。事前にB社のパンフレットや申込書を発送している場合が多く、A社はB社の商品を高値で買い取るなどと説明し契約をせかします。
この場合は競馬予想ソフトでしたが、投資に結びつくものであれば、商品を問わず勧誘のもとになりえるそうです。

また、国民生活センターは次のような注意点を挙げています。
・見ず知らずの業者から突然「高額で買い取る」と勧誘されても信じないこと。
自社の情報を教えようとしない業者の話など絶対に信用しないこと。
・実態について自ら確認できなければ、勧誘を受けたらすぐに消費生活センター等に相談すること。

このような詐欺の手口では過去に投資トラブルにあったことのある人には「以前の損失を取り戻せる」などと勧誘してくるケースもあるようなので注意が必要です。
そして、劇場型勧誘のトラブルに遭った場合は、諦めずにまずは消費者センターに相談しましょうとアドバイスしています。

今回の詐欺の手口は様々な商品や権利などに使われている手口を競馬予想ソフトに応用したものでした。
今までのようにただ単純に「必ず儲かるサイトがある」「必ず当たる」などと言葉巧みに騙し、情報料を振り込ませるものとはことなるアプローチ方法でした。
今後、ますます手口が巧妙化する可能性があるので、競馬予想サイトを利用する方は今以上の注意が必要となってきます。
競馬予想サイトを利用する際は口コミやそのサイトについて情報を調べ、悪徳業者の口車に簡単に乗らないよう冷静に判断するようしてもらえればと思います。

会員様のリクエストに答えました。|みんなの予想的中.com
tekichu.com/
クチコミや体験談、サイトを利用しての感想をお寄せ頂き、その要望に答えました。
これからも会員様のニーズに合った競馬予想・情報提供を目指していきます。

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