何かのお詫び、それに基づく見返りというのは古今東西、いたるところに存在するものと思います。特に日本ではそれを”誠意”と表現したりしますが、場合によっては実はその誠意を見せることが目的で、さらに利用者を引き込むということが行われていることも事実です。
特に情報商材系は流動的なものなので、何か予期せぬことが起きて契約内容を遂行することができなかったというケースが起こることが考えられます。たいていの場合、補填するものが用意されているのですが、今回はその補填について考えてみたいと思います。
競馬予想サイトの補填
一般的な情報商材の補填は、次の配信予定の情報を無料で提供するというものです。何らかのトラブルで利用者は情報を役立てるに至らなかったため、もう一度無料でも利用してもらうというのが1番ベタな方法だと思います。一応これで折り合うというケースが多いようです。
競馬に関しても同じようなものです。何らかのトラブルで情報が配信できなかったり、配信する情報が誤っていた場合などに、補填として次のレース情報や買い目などを提供するというものです。これで折り合うケースがほとんどなのですが、中には情報料金をそのまま返金するといった思い切ったことを実施している予想サイトもあります。
補填のようで補填ではない補填
気をつけれければならないのは、補填のように見せかけて情報料金を請求するという方法です。
例えば「今回はうまくいかずに外れてしまって申し訳ない。ただもうちょっと高い情報料金を支払ってもらえば必ず的中させる。それで今回の分も取り返せる。」
こういうニュアンスの言葉を見かけたら注意しましょう。この手の目的ははっきりしていて、利用者に「お金を取り戻さなきゃ…」と思わせることです。利用者は、このような心理に陥るともう一度やってみよう…という気持ちになりがちです。
そうなるとどんどん傷が深くなる可能性があります。もちろん取り戻せればそれはそれで悪くはない対応なのですが、競馬というのは非常に流動的なものです。なので取り戻せるかどうかなんて保証はどこにもないのです。
「補填」という言葉は確かに誠意を感じる言葉ですし、多くの競馬予想サイトは誠意を持って対応していると思います。しかしながら、中にはこの言葉を巧み使いさらにお金を絞り取ろうとしているところもあります。最終的には各自の判断ということになるので、最低限の注意は怠らないようにしましょう。