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詐欺被害者の8割は「自分は大丈夫」

今月、29日に警視庁が興味深い調査結果を発表していましたので、今回はその記事を紹介したいと思います。その調査結果は振り込め詐欺にあった人のほとんどは「自分は大丈夫」と思い込んでいたということだそうです。

このブログでも何度も警鐘を鳴らしていますが、詐欺事件を他人ごとだと思わないことが自分の身を詐欺から守る最初の手段なのです。

「自分は大丈夫」と思い込まない

このニュースの関する記事は下記のURLからご覧ください。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121030-OYT1T00117.htm?from=ylist

この調査で調査対象となったのは振り込め詐欺などの被害に遭った高齢者300人で、「自分は大丈夫」と思い込んでいた被害者が79%に上り、ほとんどの被害者は自分は振り込め詐欺には引っかからないという根拠無き自信を持っていたようです。一方、「騙されるかもしれない」と用心していた人は全体のわずか2%にとどまっていますね。

この結果から、自分にも騙される可能性があり、詐欺事件は他人ごとではないと意識しているほど詐欺には騙され難いことが分かります。

高齢の女性は特に注意が必要

今回対象となったのはおれおれ詐欺や還付金詐欺などの被害に遭った65歳以上の高齢者で、その対象者の内、81%を女性が占めていました。この結果から、高齢者の女性は詐欺に引っかかりやすい傾向にあることが分かります。

また、詐欺師も騙されやすい高齢の女性をターゲットにしていることが多いので、例えターゲットにされたとしても騙されないように注意しなければなりません。

警戒はしていたが・・・

この調査では被害前に子供と振り込め詐欺などについて話し合ったことがあるかどうかも調査しています。「ある」と答えた人は43%で、1ヶ月以内に家族と連絡を取っていた高齢者も32%となっており、この結果から不信な電話に警戒心を抱くきっかけがありました。

しかし、警戒していたにも関わらず、被害に遭ってしまった高齢者が多いということが分かります。

これは高齢ということもあり、家族の声を聞き分けることが難しいことや判断能力の低下、思い込みの激しさなどの要因により引き起こされていると予想されます。警視庁の犯罪抑止対策本部では、電話で家族の声を聞き分けることが難しいということを十分に認識した上で、以下の事項が被害防止の近道だとしています。

前もって合言葉を決めておく
週に1回以上は連絡する
家族で取り組む

「自分は大丈夫」ではない

このブログでも何度も詐欺の被害に遭うことは決して他人ごとではないと警鐘を鳴らしています。それは、今回のような調査結果があるためです。自分も詐欺の被害に遭うかもしれないと警戒していなければ、美味しい話があればすぐに飛びつき、結果騙されやすくなってしまいます。

今回の記事で高齢の女性が詐欺の被害に遭いやすいと書きましたが、被害に遭う可能性は誰にでもあります。詐欺被害は他人ごとだとは思わず、「騙されるかもしれない」と警戒することが自分の身を守る最善の策でしょう。

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