今回取り上げるニュースは北海道でも特殊詐欺が急増しているというものです。当ブログでは特殊詐欺についてのニュースを多く取り扱っていますが、全国的に特殊詐欺事件が急増しているのは明らかです。そろそろ、自分は関係ない、自分が騙される訳がないという意識を捨てなければならないでしょう。
最も多いのは金融商品詐欺
それではまず、北海道で急増している特殊詐欺についての記事を見てみましょう。
全道的に見ると、未公開株や実際に対価ほどの価値がない商品を購入させる「金融商品詐欺」が１１件と最も多い。ロト６やパチンコ、競馬などの情報提供を利用した「ギャンブル必勝法詐欺」の他、「風邪をひいた」「携帯電話の番号が変わった」などと近親者に成り済ますパターンの詐欺が６件と続く。
北海道では今年に入って特殊詐欺が急増していて、2月末の時点で被害件数が30件を超え、被害額は約1億7000万円に達しているようです。単純に計算すると、1件あたりの平均被害額は560万となり、かなりの金額を騙し取られていることが分かります。
金融商品を使った詐欺が最も多いということなのでターゲットとなっているのは、恐らくある程度の社会的地位がある年齢でお金を持っている人ではないかと思います。そのような方は狙われやすいので上手い話には気をつける必要があります。
手口が悪質
今回取り上げている北海道の特殊詐欺では下記のような手口も使われていたようです。
東京のＮＰＯ関係者を名乗る男から「わいせつビデオを製造している会社の顧客名簿に名前が載っている」などと記した郵送文書と電話を受けて現金約３２００万円もの金額をだまし取られた。
この手口は悪質です。顧客名簿に名前が載っていることをどこかにバラすぞとでも言われていたのでしょうか。もしそうだとしたら、詐欺というよりもほとんど恐喝に近いです。特殊詐欺の手口には上手い話で誘ってくるものばかりではないということを覚えておかなければなりません。
手口も多種多様
上で取り上げた手口の他にも、長男を装った男から「夫のいる女性を妊娠させてしまった」として100万円を騙し取られる事件も発生しています。このように手口は儲け話など上手い話を装ったものばかりではありません。
今後も詐欺の手口は解明されて世間に知れ渡った頃には、また新しい手口が出てくるというイタチごっこが続くことは間違いありません。そのため、怪しい話には自分だけで即決断するのではなく、周りの人に相談することが大事なのではないかと思います。
そもそも、「特殊詐欺ってなに？」って方は過去に滋賀県でギャンブル情報等を持ちかける特殊詐欺が多発という記事で詳しく説明しているので、そちらを参考にして下さい。