ギャンブルなどの競馬詐欺や振り込め詐欺など詐欺事件をよく耳にする昨今ですが、決して他人ごとではありません。いつどこで自分の身に降りかかるか分からないことを強く意識しておきましょう。
今回は競馬詐欺には直接は関係ないかもしれませんが、参考になる事例だと思いますので、ロト6にまつわる詐欺事件の記事を紹介したいと思います。
ロト6情報料と偽り詐欺
この事件は岩手県でロト6を悪用した詐欺事件です。ロト6の情報料などとして男性二人が現金75万円をだまし取られたようです。
詳細は下記のURLからご覧ください。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120915_7
皆さんご存知かもしれませんが、少しロト6がどういうものかを説明しておきます。ロト6は数字選択式の宝くじで、1から43までの43個数字の中から選んだ異なる6個の数字(申込数字)と抽せん数字が一致している個数によって、1等から5等までの当せんが決まります。
このロト6を使ってどうやって詐欺行為を働くのか?なぜ騙されるの?と思われる方が多いと思いますが、その意識が騙されないようにためには必要となります。
手口は内部情報を悪用
今回の事件の場合は「ロト6の抽せん機を操作する担当者とつながっている。20万円を振り込めば、2等の当せん番号情報を提供する」という、ありもしない内部情報をあたかも関係者から入手したかのように偽り、詐欺行為を働いています。
もちろん、お分かりのようにそんな情報が出回るわけがありません。もし仮に、そんな情報が出回ることがあったとしたら、情報を得た人間はこの事件のように情報料を巻き上げようと多くの人に情報を教えます。そうなってしまえば、当選金額は下がり、そんなに美味しい情報ではなくなります。
結局はその情報が本当だろうと嘘だろうと信じる必要はないということです。
競馬詐欺にも良く見られる手口
この手口は競馬詐欺に関しても多く見られる手口の一つです。競馬詐欺の場合は「絶対に勝てるレース情報を入手した」や「八百長レースの情報を持っている」など言葉巧みに騙してきます。
こういう常識的に考えて、かなり美味しいとおもわれる話しには注意が必要です。まず、こういう嘘くさい情報には耳を貸さないことが鉄則で、どんなに親身になって話をしてくれようが、感情移入せず、冷静に判断することです。
今回はロト6の詐欺でしたが、「私はロト6なんてやらないから関係ない」と思うのは危険です。詐欺師はどんな商品を詐欺に使ってくるか分かりませんし、年々その手口は巧妙化しており見抜くことが難しいこともあります。
ギャンブルや競馬なんてやらないから関係ないと思わず、少しでも怪しいと思った話は鵜呑みにせず、警戒するよう心がけましょう。