今回の記事では大阪府で起きた競馬必勝法詐欺について見てきたいと思います。この事件も今までの競馬詐欺事件と変わった点はなく、かなり典型的な手口によるもののようです。今後のために、今回発生した競馬詐欺事件を詳しく見て行きましょう。
2400万円騙し取られる
今回、競馬必勝法詐欺の詐欺のターゲットとなったのは大阪府は堺市に住む、70代の女性でした。この女性は情報料名目として合計で2400万円も騙し取られているようです。
黒山署によると、東京都中央区の情報提供会社「レースオッズ」を名乗るはがきが1月、女性宅に送られた。フリーダイヤルの番号が記載され、「馬券で副業を持ちましょう」と勧誘していた。
電話すると、応対した男が「競馬の情報料として預託金を振り込んでください。絶対外れません。レースが的中すれば返金します」と説明。女性は貯金を取り崩したほか借金もし、口座に数十回にわたり計約2400万円を振り込んだ。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20130626-1148276.html
このニュースを見る限りでは、なぜ騙されるのか?という疑問を持たずには入れらないという人ばかりでしょう。
詐欺の手口は競馬詐欺などギャンブル系の詐欺に良くある典型的なものですし、騙されるまでの経緯が良く分かりません。下記で考察していきます。
上手い話は信じない
まず、この女性は自宅に届いた競馬情報会社からのはがきに書かれた電話番号に自ら電話しています。普通は急に電話がかかって来て、最初は不審に思っていたが、詐欺師の巧妙な会話術に乗せられ騙されてしまうというケースが一般的ですので、自分から電話をかけると言うことは、かなり危険です。
被害に遭った女性は、ハガキを見た瞬間からこの会社のことを信じこんでいて、最初から怪しいという感情は無かったのだと思います。そのため、情報料として預託金を請求されても、素直に応じたのでしょう。
今回の事件は、根本的な部分を理解することが重要だと思います。それは本当に当たり前の話となりますが、上手い話は信じないということです。まず、世の中に、そうそう上手い話は転がっていません。転がっていたとしてもそれは十中八九詐欺でしょう。
特に競馬必勝法詐欺などのギャンブル系の詐欺には注意して欲しいですね。ギャンブルには、「絶対に当たる」「デキレースがある」などということは決してありません。そのため、どんなに相手が巧妙な口調で勧誘してきたとしても、絶対に信じないようにしましょう。