高田純次さんや佐々木希さんが出演しているCMでお馴染みのウィルコムという携帯電話会社が迷惑電話を自動的に着信させないようにする「迷惑電話チェッカー」というものを発売したそうです。果たして、振り込め詐欺の防止に役立つのでしょうか。
ウィルコムが詐欺撃退機を発売
ウィルコムが今回発売したのは、固定電話に取り付けて利用するもので、振り込め詐欺やオレオレ詐欺などの迷惑電話を自動的に判別して着信させないようにしてくれるそうです。怪しいと思われる電話番号はウィルコムから配信され、着信拒否が行われるようです。
同アダプターには「許可」「拒否」というボタンが付いており、着信した電話が詐欺犯からのものと思われるときは利用者に「拒否」ボタンを押してもらう。この情報を随時サーバーで集めており、短時間に多数の「拒否」情報が集まったり警察当局から番号の連絡があったり一定の条件を満たすと、その電話番号をサーバー側で自動的に「迷惑電話番号リスト」に登録する。
情報元：http://www.nikkei.com/article/DGXNZO56962280U3A700C1000000/
迷惑電話の番号は上記のようにして収集するようです。そのため、詐欺グループがいくつもの電話番号を使っていたり、迷惑電話だと判明する前に電話がかかってくると、拒否が出来ないという問題があります。
しかし、詐欺グループが詐欺を働く前に電話番号を入手し拒否するということは不可能でしょう。
減らない振り込め詐欺被害
警視庁などは振り込め詐欺を防止するために、怪しい電話には注意をするように呼びかけてきましたが、いっこうに減っていないのが実状のようです。そのため、今回ウィルコムは迷惑電話番号リストを使って詐欺の可能性のある電話番号を拒否する仕組みを製品化したそうです。
つまり、シニア世代は詐欺には十分注意を払っているが最新の手口に引っかかっているというのではなく、ずっと前から存在する、振り込め詐欺の典型的手口に騙されている可能性があります。そのため、最新の迷惑電話番号リストが無くても、ある程度の効果は上げられるのではないでしょうか。
このような機能が固定電話だけでなく、携帯電話にも搭載され、詐欺の被害が減るといいですね。